何事も勧められすぎるとうんざりするって話。

結構前から流行ってますよね鬼滅の刃。

僕は漫画は持っておらず、アニメを見た程度なのですが、とても面白いと思いますし、素晴らしい作品だな、と思います。鬼滅の刃のストラップなどを鞄につけていたり、学校で誰かが楽しそうに鬼滅の刃の話をしていても、嫌な気持ちになるとかそういうことはありません。

ただ、中には、

「え？お前まだ鬼滅の漫画買ってないの〜？人生損してるよ？」とか、

「なんでこの良さが分からんかな〜」

「漫画の中だったら鬼滅の刃が圧倒的に1番面白いから。読まんとかマジでないから。」

とか言ってくる少し厄介な人もいます。

黙れよ。

僕は、鬼滅の刃の漫画を買った方が良いと思う人がいるのも分かるし、否定はしません。

ただ、自分の人生の損得を他人の価値判断の基準で測られるのは少し腹が立ちます。

また、他の漫画やアニメをあまり見たことがなく、さほど漫画やアニメについて詳しい訳ではない人ほどそういうことを言ってくるのも少し嫌です。色々なアニメ、漫画を見て、その中で鬼滅の刃が1番好きだから勧める、ならまだ分かりますが、鬼滅の刃以外の漫画をほとんど読んだことがない人が、さも全ての漫画を知っているかのように、読んだことのない漫画を鬼滅の刃よりつまらないと決めつけるのは、それはちょっと違うんじゃない？となってしまいます。

さらに、そういう人に限って、悪意があるわけでなく、むしろ善意を全面に押し出してくるので、余計厄介です。自分のしてることが優しさだと思ってるから、相手がそれを聞いて嫌な気持ちになるなんて思ってもみないんです。

こういうこと言うと、漫画買ってもいないのになんで買わなくて良いって分かるんだよ、とか、にわかが鬼滅語るな、とか言われそうです。

そういうことじゃないんだよ。鬼滅の刃を語ってるわけじゃないし、鬼滅の刃の漫画を否定しているわけじゃないんです。勧め方がちょっと違うかな？と思うんです。勿論、これは鬼滅の刃を勧めてくる全ての人のことではないし、鬼滅の刃以外でも言えることです。

何事も、自分の良いと思ったものを他人も良いと思うわけじゃないんです。自分の良いと思ったものを何でもかんでも人に勧めて、共感が得られなかったら相手のセンスがない、損だ、と断じるのは、優しさではなく価値観の押し付けです。

自分の好きなものなので、語りたい、他人にも共感して欲しいという気持ちはとても分かります。ですが、何事も勧めすぎると相手は冷めてしまう気がします。

てかここまで偉そうに色々言っているものの、僕も多分あんまり人のこと言えません。

僕も人にコブクロ勧めるときは気をつけよ。